top of page
Leptoteratura sp.
ヒメツユムシ
本州・四国・九州
8月上旬~11月上旬
山地や丘陵に生息する小型のササキリモドキ。名前にツユムシと付くが、分類上はササキリモドキ亜科に属する。体は淡い緑色で、前胸が角ばり、黄色の筋があるのが特徴。小さく樹上に生息するので目に付きづらいが、灯火によく飛来するので、ササキリモドキの中では見かける機会は多い。オスは小さな声で鳴くが、野外で認知することはまずないので、探すなら灯火を中心に見て回った方が早いだろう。南西諸島にはよく似た近縁種が生息しており、島ごとに種類が違う。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
ヒメツユムシ♀
灯火に飛来した成虫メス。条件が良いとかなりの数が見られることもある。
近縁種
Leptoteratura digitata
オキナワヒメツユムシ
沖縄本島北部の森林に生息するヒメツユムシの一種。オスの尾肢が大きく、後方に伸びているのが特徴。秋から春にかけて成虫が多く見られる。
Leptotaratura sp.
クメジマヒメツユムシ
久米島に生息するヒメツユムシの一種。オキナワヒメツユムシと酷似するが、オスの尾肢の先端が丸みを帯びることから、未記載の別種ではないかとされている。成虫が目撃される期間が長いので、周年発生かもしれない。
Leptoteratura yaeyamana yaeyamana
ヤエヤマヒメツユムシ
石垣島と西表島に生息するヒメツユムシの一種。他の種に比べ、色が濃く鮮やか。オスの尾肢はオキナワヒメツユムシやクメジマヒメツユムシほど大きくない。与那国島に生息するドナンヒメツユムシとは亜種関係にあるとされている。
bottom of page