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Amantis nawai
ヒナカマキリ
本州・四国・九州・伊豆諸島・南西諸島
本土 :8月下旬~11月下旬
南西諸島:1年中
日本最小のカマキリ。1円玉と比較されるほど小さい。薄暗い林床の地表や草上にいるが、その大きさから目につきにくい。成虫でも翅は小さく飛べないが、台湾に生息する個体群では、長翅型のオスが出ることが知られている。これがヒナカマキリのオスはすべて長翅型であるという誤解を生み、「日本のヒナカマキリはすべてメスで単為生殖をしている」と誤った解釈が広まってしまった。実際にはオスが存在し、有性生殖している。2019年にカマキリ目の分類が見直され、Mantidae(カマキリ科)からGonypetidaeに変わった。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
ヒナカマキリ初齢幼虫
姿形や振る舞いはカマキリそのものだが、とにかく小さい。トビムシなどの土壌生物を食べて育つ。
ヒナカマキリ中齢幼虫
日本に生息するヒナカマキリは翅が小さいので、ある程度成長すると、外見がほとんど成虫と変わらなくなる。
ヒナカマキリ♂
成虫オス。メスに対して前脚が黒っぽいのが特徴。ボクサーのように鎌を前方に伸ばす動作をする。
ヒナカマキリ♀
落ち葉が堆積した辺りを探すと見つかる。獲物に近づくときや逃げるときは素早く走る。
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