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Gastrimargus marmoratus
クルマバッタ
本州・四国・九州・南西諸島
本土 :7月上旬~11月上旬
南西諸島:1年中











クルマバッタは、低く刈り込まれた草原など、郊外の自然豊かな環境に生息するバッタである。トノサマバッタによく似ているが、一回り小型であり、胸部の背面が特徴的なアーチ状に盛り上がっている点が異なる。また、頭部前面も丸みを帯びており、滑らかな曲線を描いている。後翅は鮮やかな黄色であり、そこに黒い帯が車輪のように幾重にも描かれているのが、このバッタの最大の特徴と言えるであろう。飛翔時には、翅の羽ばたき音がはっきりと聞こえるため、その音と鮮やかな後翅によって、容易に識別できる。本種は、トノサマバッタやクルマバッタモドキのように、どこにでも生息している種類ではない。自然度の高い、適正に維持された草原環境を好むため、都市部ではその姿を見かける機会は少ないであろう。しかしながら、条件が揃えば個体数は増加し、局所的に高い密度で生息する地域も存在することが知られている。
成虫の姿
オス

メス
生態写真

クルマバッタ♂
緑色型のオス。警戒心が高く、特に炎天下で近づくのは困難。
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