top of page

Gesonula punctifrons

オキナワイナゴモドキ

109052g.png
109052g.png
109052g.png
109052g.png
109052g.png

【分布】
 奄美群島・沖縄諸島・先島諸島

【出現時期】
 1年中

【出会いやすさ】​​

オキナワイナゴモドキ

南西諸島の水辺に生息するバッタの仲間。ミズイモやスイレンなどの葉の上でよく見られるが、稀に乾いた草地でも発見されている。発生地ではそれなりの個体数を見るが、分布は局所的。オキナワイナゴモドキは、土中ではなく葉柄に産卵するという、バッタとしてはかなり変わった生態をもつ。そのため、一生を水上の草の上で過ごすことになる。幼虫も他のバッタにはない変わった色彩をしており、オレンジ色と水色の斑模様である。特に若い幼虫は全身が褐色で光沢があり、どうも虫や鳥の糞に擬態しているものと思われる。成虫はやや光沢のある黄緑色で、後翅は明るい水色をしている。警戒心が高く、こちらの気配を察知するとすぐに飛んで逃げてしまう。

オキナワイナゴモドキ

【成虫の姿】​​

オス

オキナワイナゴモドキ

メス

【生態写真】​​

オキナワイナゴモドキ

オキナワイナゴモドキ若齢~中齢幼虫

様々なステージの幼虫が同所的に見られる。離れて見るとまるで鳥の糞のよう。水上の葉の上は隠れる場所がないので、擬態する方向に進化したのかもしれない。

オキナワイナゴモドキ

オキナワイナゴモドキ終齢幼虫

終齢幼虫になると褐色や緑色になる。成長するごとにコロコロと外見が変化するのは、珍しくも面白い。

オキナワイナゴモドキ

オキナワイナゴモドキ♀

成虫メス。水草の上にいるのが普通だが、飛翔能力が高いため周辺の草地で見つかることもある。

bottom of page