
サワマツムシの飼い方
サワマツムシは南西諸島の渓流沿いに生息する、鳴き声がとても美しい昆虫です。個体数は少なくありませんが、発生時期が読めず、ハブの生息域と重なるため、採集が難しい部類に入ります。それゆえ、愛好家にとって憧れの存在となっています。飼育は簡単ですが、産卵床の管理と若齢幼虫の飼育には少し気を使ってあげる必要があります。成虫は鳴き声が大きいので、騒音問題にならないよう、居住環境に応じて対策をしましょう。
プラケース・コバエシャッター
野菜類・スズムシのエサなど
朽木・アジサイの茎など
成虫の飼い方
サワマツムシは渓流沿いに生息しますが、成虫は比較的乾燥に強いです。通気性がよく乾燥しやすいプラケースで飼育す るときは、いつでも水分を摂取できるよう水飲み場を設けましょう。湿度を維持しやすいコバエシャッターやグラステラリウムを使用する場合は、あえて設置する必要はありません。餌は野菜類やスズムシの餌、熱帯魚の餌などを与えます。産卵は朽木に行いますが、卵は乾燥に弱いので、よく水を含ませてからケースに入れてください。他にはアジサイの木化した茎が入手しやすいです。こちらも朽ちてきたものに産むので、生木を剪定するのではなく、落ちているものを拾いましょう。加水したら、ミズゴケなどに挿しておきます。
卵の管理
卵は乾燥に弱いので、産卵痕を見てある程度産んだと思ったら早めに回収します。水を含ませてよく絞ったミズゴケをタッパーに敷き、そこに産卵床を置いたら、さらに上にミズゴケを重ねて、乾燥しないように蓋をしておきます。サワマツムシの卵は休眠せず、2~3か月後に孵化が始まります。
幼虫の飼い方
サワマツムシの初齢幼虫は乾燥に弱いので、湿度を保ちやすいタッパーやプリンカップで飼育します。通気性は気にしなくて大丈夫です。餌は成虫と同じものを与えます。ある程度大きくなってきたら、成虫と同じ環境に移しても良いでしょう。小さいうちは隙間から逃げてしまうことがあるので、脱走対策は必須です。