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Ornebius kanetataki
カネタタキ
本州・四国・九州
伊豆諸島・南西諸島・小笠原諸島
本土 :8月中旬~12月下旬
南西諸島:1年中











カネタタキは、生垣や街路樹など、私たちの身近な環境に生息する、ごくありふれた昆虫である。他のカネタタキ類の多くは特殊な環境に生息するため、カネタタキは最も身近で観察しやすい種と言えるだろう。「チン・チン・チン…」と、まるで小さな鉦を叩くような美しい鳴き声が特徴だ。葉の茂った場所を好み、日中は狭い隙間などに身を潜めているため、鳴き声はよく聞こえるものの、その姿を見つけるのは容易ではない。住宅地の生垣にも生息しているため、家の中に迷い込むこともある。夜になると、隠れ家から出て活動範囲を広げるため、生息地周辺の灯火に集まることもある。
成虫の姿

オス
メス
生態写真

カネタタキ中齢幼虫
カネタタキの仲間は植物の枯れた部分を好んで食べる。

カネタタキ終齢幼虫
イソカネタタキと混生している場合は少し紛らわしいが、脚や尾肢の模様の有無で見分けられる。

カネタタキ♂
成虫オス。翅の色には若干の変異があるようで、暗い色のものもいれば、明るい色のものもいる。

カネタタキ♀
成虫メス。体は細長く、産卵管が直線的であることからアシジマカネタタキ属と区別できる。
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