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Patiscus nagatomii
オオカヤコオロギ
石垣島・西表島・与那国島
1年中






八重山諸島に生息するカヤコオロギ亜科の一種。チガヤなどのイネ科草原で見られる。本土に生息するカヤコオロギよりは大きいが、細身でコオロギ科の中では小型。密生した草原の枯れた葉に身を隠していることが多いが、夜になると表に出てきて活動している様子が観察できる。カヤコオロギの仲間はイネ科の葉を食すというコオロギ類では珍しい食性をもっていて、バッタのように外側から食べるのではなく、中から穴をあけるようにして齧るので、カヤコオロギが生息するイネ科草本には独特な食痕が見られる。
成虫の姿

オス

メス
生態写真

オオカヤコオロギ中齢幼虫
葉が丸まったところに静止していた。居心地が良いのだろうか。

オオカヤコオロギ亜終齢幼虫
夜行性のようで、暗くなると葉の上にも見られた。人の気配には敏感で、すぐに葉の裏などに隠れてしまう。

オオカヤコオロギ♂
茂みから出てきたオス。褐色の体は枯れた葉と同化する。

オオカヤコオロギ♀
道路沿いに続くちょっとした草地でも見つかる。葉に空いた穴は食痕。
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