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Phlugiolopsis yaeyamensis
ヤエヤマササキリモドキ
【分布】
石垣島・西表島・与那国島
【出現時期】
4月~7月、9月~11月
【出会いやすさ】
八重山諸島の照葉樹林に生息するササキリモドキの仲間。頭部から胸部にかけて太い褐色の帯がある。個体数はそこそこ多く、夜に森を歩くと低木の葉上で見つかる。光を嫌がる傾向があり、ライトで照らすとすぐに葉の裏に隠れてしまうので、まじまじとは観察させてくれない。初夏と秋の2回発生するが、4月~6月によく見られ、秋は少ない印象がある。外見が似るものとしてはユワンササキリモドキがいるが、こちらは奄美大島に生息しており分布が被らないため、識別に困ることはない。
【成虫の姿】
オス
メス
【生態写真】
ヤエヤマササキリモドキ若齢幼虫
2月から3月頃に低木上によく見られる。光を当てるとすぐに葉の裏側に隠れようとする。
ヤエヤマササキリモドキ中齢幼虫
腹部に並ぶ2列の黄色い斑点が特徴。産卵管があることからメスだと分かる。
ヤエヤマササキリモドキ終齢幼虫
夜に木の枝を歩いていた終齢幼虫。産卵管が発達してきている。
ヤエヤマササキリモドキ終齢幼虫
林縁の下草に潜んでいた終齢幼虫。背中の褐色の帯模様が薄っすら出てきている。
ヤエヤマササキリモドキ♂
日中はシダやクワズイモの裏側で休んでいることが多い。夜になると表に出て歩き回る。
ヤエヤマササキリモドキ♀
八重山のササキリモドキとしては最も出会いやすく、照葉樹林の低木やクワズイモの葉の上を歩く姿をよく見かける。
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