Phyllomimus sinicus

ヒラタツユムシ

【分布】

 南西諸島

【出現時期】

 8月~翌1月下旬

【出会いやすさ】​​

ヒラタツユムシ

南西諸島の森林に生息するヒラタツユムシ科の一種。普段は葉に擬態していて動かない。移動するときにはクサキリのような姿になるため、別名クサキリモドキとも呼ばれる。オキナワウラジロガシの周辺に多い。特定の樹種に依存しているかは不明で、食性はそこまで限定的でない。樹冠にいるので人目に触れる機会は少ないが、生息域では鳴き声をよく聞く。樹上から「ジーッ!」と​短く鳴く声が聞こえたら、ヒラタツユムシの可能性が高い。3月下旬頃から初齢幼虫が見られるが、成虫発生時期が8月頃からと幼虫期に5か月近くも要しており、一般的な直翅類と比べて成長は遅い。また10月になっても幼虫が見つかることから、孵化のタイミングや成長のばらつきが大きい可能性がある。

 

最近、中部地方で大陸由来の外来種が発見された。今後生息域を拡大する​恐れがあり、生態系への影響も含め注意が必要だ。

【成虫の姿】​​

オス

メス

【生態写真】​​

ヒラタツユムシ初齢幼虫

小指の爪ほどの大きさしかない。クビキリギスと似ているが、後脚が短く体は横に広い。また背中に赤い斑点がある。

ヒラタツユムシ終齢幼虫

幼虫期は成虫とは異なり淡い黄緑色をしている。葉の裏の色に合わせているのだろうか。

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