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Qilingea sp.

サキオレツユムシ

 大隅諸島・奄美群島・沖縄諸島

 4月下旬~7月上旬

キリギリス.png
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サキオレツユムシ

大隅諸島から沖縄諸島にかけて分布するツユムシ。近年、大分県でも発見されたが、恐らく移入とみられる。年1化で、まだ気温の低い2月頃に幼虫が孵化し、4月から7月まで成虫が発生する。個体数は少なくないと思われるが、樹上性で樹冠付近にいることが多く、目にする機会はあまりない。また発生のピークが梅雨と被ることも、目撃例が少ない一因となっている。走光性が強いので、生息地付近の灯火を巡ると見つけやすい。「ピシ…ピシピシ…ピシ」と線香花火が爆ぜるような乾いた音で鳴く。

​かつてIsopsera sulcataの学名があてられていたが、2019年頃から滋賀県を中心に近畿地方で広がっているアリガタツユムシがI. sulcataだったことが判明し、現在では暫定的にQinlingea属の一種​ということになっている。

 成虫の姿 

サキオレツユムシ♂

オス

メス

 生態写真 

サキオレツユムシ

サキオレツユムシ終齢幼虫

​多くの個体は樹上にいるとみられるが、日が差し込む林縁の低木や草本で見つかることがある。

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