top of page
Rhaphidophora taiwana
ズングリウマ
沖縄島・久米島
石垣島・西表島・与那国島
6月~12月
沖縄諸島、八重山諸島の原生林に生息するカマドウマの一種。こげ茶色で体は太く脚が短い。その名の通り、ずんぐりとした体形をしているのが本種の特徴である。他に似たような種はいないので、識別の難しいカマドウマとしては、外見だけで同定できる数少ない種となる。成虫は夏から秋にかけて多いが、冬にも見つかっている。夜になると林床に出てきて活動する。体が重たいからか、ジャンプした後の着地の音が心なしか大きい気がする。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
ズングリウマ若齢幼虫
生まれた時からずんぐり体型。大変かわいらしい。
ズングリウマ中齢幼虫
幼虫は春に多いが、成長のバラつきが大きい。林床だけでなく、葉上や樹幹でも見られる。
ズングリウマ終齢幼虫
3月下旬の時点ですでに終齢幼虫になる個体が見つかる。幼虫は産卵管に光沢がない。
ズングリウマ♂
夜の原生林の地表で見られる。体が重そうだが、ジャンプ力は強く、他のカマドウマとあまり変わらない。
ズングリウマ♀
成虫メス。体格はオスとほとんど変わらず、違いは産卵管があるくらい。
bottom of page