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Svistella henryi

タイワンカヤヒバリ

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美声

​ 沖縄島・八重山諸島

 1年中

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タイワンカヤヒバリ

タイワンカヤヒバリは、沖縄島に広く分布するヒバリモドキ科の昆虫で、丈の高いイネ科草原を主な生息場所とする。八重山諸島からの記録もあるものの、その分布域は局所的なのか、あるいは断片的情報に留まっているのか、さらなる調査が必要である。体色は鮮やかな黄色で、近縁種のキンヒバリと比較して、ずんぐりとした体格をしているのが特徴だ。後脚の腿節と脛節の関節部分に小さな黒い斑紋がある点も、識別の重要なポイントとなる。分類学的にはクサヒバリと近縁と考えられており、産卵後に土で穴をふさぐ習性も共通している。鳴き声は「チリッチリッチリッ…」と美しく、特に気温の低い時期には、その澄んだ声が際立って聞こえる。ススキなどの丈の高い草の茂みの中に潜んでいることが多いため、その姿は容易には観察できない。タイワンカヤヒバリは周年発生し、一年を通して成虫を確認することができる。

 成虫の姿 

タイワンカヤヒバリ

オス

メス

 生態写真 

タイワンカヤヒバリ

タイワンカヤヒバリ♂

​成虫オス。昼夜問わず鳴くが、夜の方が多く、茂みから出てくる個体もいる。

タイワンカヤヒバリ

タイワンカヤヒバリ♀

成虫メス。オスに比べるとキンヒバリとの違いが分かりにくいので、後脚関節の模様で判断すると良い。

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