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Dianemobius furumagiensis
カワラスズ
美声
本州・四国・九州
7月下旬~10月下旬
礫河原や線路など、石がごろごろした環境に生息するヒバリモドキ科の仲間。河原であればどこにでもいるという訳ではなく、人がよく立ち入る場所にはいない。マダラスズと姿がよく似ているが、カワラスズは一回り大きく、シュッとしている。また翅の付け根が白い、小顎髭が先端まで白いなどの識別点があるので、慣れてしまえば見間違えるほどではない。夜にならないと石の下から出てこないため、探すには居場所に当たりを付けて、ひたすら石をひっくり返すしかない。おまけに礫河原は日陰がなく、注意しないとすぐに熱中症になってしまう。7月下旬頃からチリチリチリ...と可憐で澄んだ美しい声で鳴く。駅のホームからでも聴こえることがあるので、耳を澄ませてみて欲しい。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
カワラスズ若齢幼虫
若い幼虫のうちは成虫と違い褐色である。体に出た模様は同じで、小顎髭も先端まで白い。
カワラスズ終齢幼虫
幼虫時代もマダラスズとは体形が違うので見分けられる。もっとも、カワラスズがいるような礫河原にマダラスズは多くない。
カワラスズ♂
日中は石の下の隙間に隠れている。昼間に鳴くこともあるが、晴れた暑い日は少ない。
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