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Traulia ishigakiensis ishigakiensis
イシガキモリバッタ





【分布】
石垣島・宮古島・多良間島・竹富島
【出現時期】
1年中
【出会いやすさ】

石垣島に生息するモリバッタの仲間。石垣島の他に、宮古島、多良間島、竹富島で確認されている。イリオモテモリバッタとヨナグニモリバッタとは亜種関係にある。宮古島に生息する個体群は、形態比較から別亜種とすべきだという意見もあるが、現状はイシガキモリバッタとなっており、今後の研究が待たれる。体は白っぽく、わずかに黄色味を帯びる。後脚の脛節が黄色いのが特徴で、他亜種との識別ポイントになる。林縁の落葉上や、クワズイモなどの葉の上で見つかる。周年発生で年間を通して成虫がいるが、多少の波があり、ほとんどが幼虫の時期もある。
【成虫の姿】


オス
メス
【生態写真】

イシガキモリバッタ若齢幼虫
若い幼虫は茶色い地味な色をしている。落葉の上にいることが多く、目立たない。

イシガキモリバッタ中齢幼虫
夜になると葉の上に登って眠っているので、日中よりも探しやすい。

イシガキモリバッタ亜終齢幼虫
大きくなるにつれて成虫と同じ色になってくる。黄色い後脚はイシガキモリバッタの特徴。

イシガキモリバッタ終齢幼虫
淡い黄色を帯びた白色を基調とした体色をしており、西表亜種とは大きく異なる。

イシガキモリバッタ♂
オスは小さくて細身。のんびりしているようにも見えるが、人の接近に気づくと跳んで逃げる。
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