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キリギリス科

中型から大型で、主に草原や樹上で生活する。春に出現するものから、夏や秋に出現するものまで様々いる。食性も種によって大きく異なり、ウマオイのように完全な肉食性のものからキリギリスのような雑食性、カヤキリのような草食性と幅広い。前脚に棘があれば肉食傾向があると見て良い。一部では外見での分類が難しく、今後の研究によってはさらに種が細分化されたり統合が起こる可能性がある。

ヒガシキリギリス
 

クツワムシ科

キリギリス類の中で特に大型なのがクツワムシの仲間。しかし、大きいという先入観から実物以上をイメージしてしまい、逆に拍子抜けすることもある。主に林縁の下草などに生息しているが、夜に完全に暗くなる場所でないと生息できないため、住宅地付近で見られることは稀。鳴き声はいずれも爆音なので、飼育する場合には注意が必要だ。

 

ヒラタツユムシ科

木の葉や幹に擬態するキリギリスの仲間。東南アジアなどの熱帯地域に多くの種類がおり、日本では1種のみが南西諸島に生息する。直翅類は程度の差はあれど周りの風景に溶け込むものが多いが、このヒラタツユムシの仲間は擬態対象に寄せに行くという点で、他とは一線を画している。近年、中部地方で外来種のヒラタツユムシの一種が侵入・定着していることが確認された。ブナ科を好む傾向にある。

 

ツユムシ科

キリギリス類の中でも細くスマートな体系をしているのがこのグループ。色も綺麗な種類が多い。草原や樹林に生息するが、飛翔能力が高いので灯火にやって来ることが良くある。​後脚がすぐに取れるのが玉に瑕だが、天敵から逃れるための生存戦略なのだろう。鳴き声は控えめで目立たないが、一部ではメスも鳴く。近年、近畿地方で外来種の報告が相次いでいる。

 

ササキリモドキ科

恐らくキリギリス類で最も馴染みのないグループ。主に山地に生息し夜にしか活動しないため、目にする機会が少ない。翅の長い種類は灯火に飛来することがある。短翅のササキリモドキは分布域が限られるものがほとんどで、中には一つの山とその周辺にしか生息していない超局所的分布の種類がいる。西日本での多様性が高く、特に中国・四国地方には固有のササキリモドキが多く分布している。